グリーフとは
私たちが考えるグリーフとは
人生は喪失の連続です。人は喪失を経験すると、否応なく、喪失以前とは違う人生を歩むことになります。大切な人やものをなくした時の反応(グリーフ)は、人それぞれ。悲嘆、呆然自失、怒り、自責感、絶望、苦悩、心痛、体の不調、精神的危機、経済不安、等々。それでも人はその後の生活を続けていかなければなりません。

私たちは、死別喪失だけでなく、離別、暴力被害(安心感の喪失)、紛争や自然災害による被災(住まいや地域とのつながり、経済的な生活手段の喪失)、失業や就職難(希望の喪失)、貧困(人間らしい生活を営む権利の喪失)、いじめ、年齢・性・民族・宗教・障害・性指向や性自認などによる差別(自尊心やアイデンティティの喪失)、非婚や不妊などへの社会の不寛容(自己肯定感の喪失)など、直接・間接的な要因に起因するすべてをグリーフと捉えています。

子どものグリーフ


子どもはグリーフをいろいろなかたちであらわします。怒り、哀しみ、不安、恐れ、あるいは感情がなくなってしまったといった心の状態としてあらわれることもあります。「これから自分はどうやって生きていったらいいの?」「なぜこんなことが起こったの?」「将来のことが考えられない」などいろいろな思いにとらわれることもあります。また、いつも眠ってばかりいる、あるいは眠れない。食欲がなくなったり、頭痛、腹痛を訴えるなど体や行動にもあらわれることがあります。遊んだり、学校に行ったりなど以前はできていたことが突然できなくなったり、人の話が理解できなくなったり、授業についていけなくなったりすることもあります。モノや人にあたったりする子もいれば、何事もなかったかのように振る舞ったりする子もいます。
サポートプログラム

大切にしている思い


◎グリーフは多様である


◎グリーフの衝撃や影響は一人ひとり違う


◎向き合う力は一人ひとりの中にある


◎グリーフと向き合うために安心・安全な場所を創りだす



サポートプログラムの内容


現在行っているサポートプログラムは死別体験をした人を対象としています。
「いつ、だれを、どのように」亡くされたかに関係なくご参加いただけます。
話したくなければ話す必要もありません。毎回、1時間半の集いです。
世田谷区外の方にもお越しいただけます。

グリサポせたがやスタッフがファシリテータとして参加します。
ファシリテータは参加者が安心して参加できるような場づくりをします。
詳しい日程はこちらをご覧ください。

これから多様なグリーフに対応できるようなプログラムを広げていく予定です。

子どものプログラム


最初と最後に「始まりの時間」と「終わりの時間」があります。それ以外は本を読んだり、おもちゃで遊んだり、絵を描いたり、お友だちと話をしたり、自分の好きなことをする中で、自らのグリーフと向き合う機会・時間を持ちます。
子どもプログラムは参加者の年齢によって2つに分かれています。
保護者は子どもとは別のプログラムに参加します。



大人のプログラム


喪失体験をもつ人どうし、話をしたり聞いたりする中で、
自らのグリーフと向き合う機会・時間を持ちます。



プログラムのルール


すべての人が安心して参加できるようにするためのルールです。
「わたしも大事、あなたも大事」という思いを大切にしています。

子どものルール


◎話したくないときは話さなくてもいいです。


◎サポコハウスで聞いたお友達の話は外では話しません。


◎「やめて」と言われたことはやめます。


◎叩いたり悪口を言ったりしません。


◎モノを投げたりしません。


◎必ずファシリテータと一緒にいます。



大人のルール


◎自分のことを自分の言葉で話す場です。


◎話したくないときは話さなくてもかまいません。


◎ほかの人の話をさえぎることや、意見やアドバイスをしません。


◎ほかの人の話は外ではしません。